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・韓国料理の特徴  ・韓国料理の分類   ・ヤンニョム類  

   

韓国は東アジアの半島国家で、四季の区切りがはっきりし、地域によって気候の差があるため、各地方別に特色ある植物が存在しています。このため、韓国ではこのような地域的特性を生かした料理が発達してきました。
また、韓国は三方が海に囲まれているため海鮮物が豊かであり、加えて農耕民族であることから野菜類を使った調理法も発達しました。ジャン類(醤油、味噌、トウガラシ味噌など)、キムチ類、塩辛類などの発酵食品の開発や他の食品貯蔵の技術に、そんな海産物や野菜類をふんだんに使ったものが多いのが特徴です。
とりわけ朝鮮時代を分岐点として、宮中を中心とした宮中料理と庶民の一般的で素朴な料理がそれぞれ発達することとなりました。


 
韓国料理は機能別に取り分けると主食類と副食類・デザートに分けられる。

1 .主食類:米(バブ)、おかゆ(チュク)、重湯(ミウム)、麺(ククス)、餃子(マンドゥ)、お雑煮(トック)等です。

―主に米を食し、他のものはその時々に食します。―

2 .副食類:副食とは主食に添えて食べるもので、食欲を促進させ、栄養分を補充するおかずとしてその種類は極めて多様です。
汁(グック)、鍋(チゲ)、寄せ鍋(チョンゴル)、炒め物(ポックム)、チヂミ(ブッチム)、炭焼き(グイ)、鉄板焼き(チョン)、蒸し物(チム)、煮しめ(チョリム)、刺身(フェ)、煮肉の薄切り(ピョニュク)、青物(ナムル)、あえ物(ムチム)、揚げ物(ティギム)、塩辛(チョッカル)、干物(ポ)、醤油 漬(チャンアチ)、 キムチなどがあります。

3 .その他:食事を終えた後食べるものなど
餅(トック)、お菓子(クァジャ)、お茶(チャ)、お酒(スル)等があります。

韓国でヤンニョムというのは、食材の味と香りを生かすために使う調味料と薬味を示す言葉です。ヤンニョムの種類、入り加減、食材に入れる時間によって味が変わるため、正しい使い方を熟知した上、使いましょう。
韓国料理によく使われる主なヤンニョムは、醤油(カンジャン)、塩(ソグム)、味噌(テンジャン)、トウガラシ味噌(コチュジャン)、トウガラシの粉(コチュカル)、ごま油(チャンギルム)、ごま塩(ケソグム)、こしょう(フチュ )、肉桂(ケピ)、辛子(キョザ)、お酢(シクチョ)、蜂蜜(クル)、砂糖(ソルタン)、ねぎ(パ)、にんにく(マヌル)、生姜(センガン)などがあります。


1 .醤油(カンジャン)
日本料理と同様に韓国料理でも醤油 ( カンジャン ) は料理の塩加減をする調味料として、日本料理と同様に韓国料理でも重要な役目をします。醤油は大豆の麹を塩水につけて熟成させるため、アミノ酸、糖分、脂肪酸、芳香物質などができ、アミノカルボニル反応によって時間が経てば経つほど色が黒くなります。熟成した醤油は煮しめ、乾肉などに使い、熟成初期の薄いものはスープ類に使います。

2 .塩(ソグム)
世界各国の料理においてそうであるように韓国においても塩(ソグム)は基礎的な調味料です。塩は食材によって入れるタイミングが大事です。
野菜類は塩を入れて湯がくと鮮やかな青色を保つことができます。また、塩と砂糖を一緒に入れるときは砂糖を先に入れるのが良い方法です。

3 .味噌(テンジャン)
大豆の麹を塩水に浸けて熟成させてできた醤油を取り除いた後に残ったものがテンジャン(味噌)になります。鍋料理(チゲ)、味噌汁(テンジャンクク)、などに使われてタンパク質の主要な供給源になります。一般に販売されている改良された味噌はさっと煮て、また手作り味噌は十分に煮込むと コク のある味になります。

4 .唐辛子味噌(コチュジャン)
唐辛子味噌(コチュジャン)はもち米唐辛子味噌、麦芽唐辛子味噌などがあります。唐辛子の粉、大豆の麹の粉、塩などを入れて熟成させます。このコチュジャンはそのものが「おかず」として、鍋料理や他の料理の薬味として幅広く使われてきた韓国固有の調味料です。

5 .唐辛子の粉(コチュカル)
トウガラシは色艶が良くて皮の厚いものが良く、天干しの唐辛子が、蒸した後干した唐辛子よりずっとビタミンの含量が高くてつやがあります。使用方によって粗目や細目に砕きます。

6 .ごま油、荏ごまの油、食油
ごまを炒り、絞って抽出したごま油は独特の香りがあって韓国料理においては、なくてはならない油で青物(ナムル)を和えるときによく使います。また荏ごまから抽出した荏ごま油は青物(ナムル)の炒めものによく使用され、食用油はチヂミ(プチム)の時によく使います。

7 .ごま塩(ケソグム)
ごまを炒って粉々に擂ったもので、普通少量の塩を加えます。白ゴマ、黒ゴマがあり、よく熟したものを選んできれいに洗って炒った後、熱いうちに塩を入れて擂ります。韓国料理に幅広く使います。

8 .こしょう(フチュ)
一般に黒こしょうと白こしょうがあり、黒こしょうはまるのまま使う場合がありますが、 普通砕いて粉状にして肉料理や魚料理に使います。また、皮を剥いて粉にした白コショウは辛味がなくなり、魚料理やさっぱりした料理に使うことが多いです。

9 .ニッキ(ケピ)
桂の皮を剥き、日乾しにしたものを粉にして餅、お菓子などに使われます。スジョングァには香りだけをとって使用します。他にお茶にして飲むこともあります。

10 .辛子(ギョジャ)
辛子の種を粉状にして使いますが、辛子(ギョジャ)は温度が 40 ℃近辺で発酵しやすく、辛味がでるため、暖かいところで発酵させるのがいいです。辛子の千切り、冷やしたあえものにも発酵させたものを使うのがいいです。

11 .酢(シクチョ)
酢(シクチョ)は我々の食欲を増進させるだけでなく、魚料理に使用すると生臭さを消してくれるなど、殺菌・防腐の効果もあります。また、魚のタンパク質が固めて魚肉を締める役割をします。酢を使うときは他の調味料を先に入れて染み込ませた後、入れるのが良いです。

12 .砂糖(ソルタン)、蜂蜜(クル)、水飴(ジョチョン)
砂糖(ソルタン)は加工方法によって黒砂糖、白砂糖、黄砂糖などがあります。砂糖は甘味料として使用する以外にも脱水性と保存性があり、この物理的な性質を料理に使うこともあります。 
蜂蜜(クル)は糖分以外にビタミンと無機質を含んでいて、消化に役立ち、菓子によく使われます。
水飴(ジョチョン)は澱粉を糖化酵素や酸で分解し、作った甘味料です。砂糖に比べてまろやかで吸収性があり、菓子と煮しめ(チョリム)によく使われます。

13 .ねぎ(パ)、にんにく(マヌル)、生姜(センガン)
ねぎは肉と魚の生臭さを取り除くのに使います。ねぎ(パ)は白と緑がはっきりしているものが良く、調味料としては千切りにして使用し、香辛料としては白い部分を大きめに切って使います。
にんにく(マヌル)は殺菌、駆虫、強壮作用があり、血液循環や消化を促進させます。肉料理にはなくてはならない食材です。
生姜(センガン)は香辛料として各種料理によく使われ、豚肉や魚の生臭さを取り除いてくれます。食欲を増進させ、体を温める効果もあります。皮にしわがなくて新鮮なものが良いです。

 
 
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